2009年1月28日水曜日

キヤノンEOS50Dとタムロン28〜300mmVRレンズの相性






キヤノンEOS50Dと高倍率ズームレンズXR Di28~300mmVR F3.5~6.3の相性をテストレポートする。
 キヤノンEOS50Dでタムロンの28〜300mmで撮影すると、焦点距離は44.6mm~480mmの標準から超望遠レンズのズームレンズになる。また、このレンズは、旧レンズにVRの手ぶれ防止のスタビライザーが搭載されている。レンズの前のレンズは、VRなしのレンズが62mmだったのに対して67mmと口径が大きくなっており、レンズの一番後部のレンズも一回り大きくなっている。このため、レンズの性能が一段と良くなっている。
 このレンズは、35mmフルサイズで撮影できるが、28mmでは四隅が流れてしまう。もちろん、EOS50Dでは、1.6倍になるのでその流れる部分はあまり影響はないようだ。
 このレンズの特徴の一つは、マイクロレンズ機能だ。28でも300mmでも49cmまでン近づいて撮影できる。接写のときのレンズの性能は良好である。VRが付いているので安心して撮影できるが、普段の撮影よりはぶれ易いので慎重に撮影することがベストな使い方だと思う。
 コンパクトで使い易いレンズは、28mmのところにズームストッパーが付いていて、不要にレンズが伸びてしまうことがない。望遠での撮影は、画像は200mmまでであれば問題ない画像が得られるが、300mmの領域ではやや甘い画像になってしまい、ピントが甘い状態になってしまうのが残念である。
 カメラを持って海外にいくときの1本のレンズとしては、このレンズは良いレンズでキヤノンEOS50Dとの相性はいいと思う。レンズの流れてしまう28mmのレンズ領域はさけられるし、500mm近い望遠レンズをコンパクトなこのレンズで撮影できるのは、このレンズと50Dの1,510万画素のデータ量で書き出せることは強みである。
 ISO感度も標準で3200まで認識するので、やや暗いレンズではあるが、VRとの組み合わせでかなりの範囲でいろいろな撮影の可能性がある。

2009年1月19日月曜日

高感度に強いキヤノンEOS50Dの実力と現像処理






キヤノンEOS50DのISO画像の実力
 このカメラは、6400のISO感度なら充分に使えるカメラである。ただし、RAWのデータで、ノイズ処理を行った方がいい結果がでる。拡張感度の12800のISOではざらつきが目立ってくる。もともと、キヤノンのカメラの高感度設定は、ノイズ処理を行うことでいい結果が得られるようだ。望遠レンズのF値の暗いレンズなどに実力を発揮してくれる。1500万画素がそれまでのモデルの40Dの1100万画素より400万画素多いことが仕上がってくる画像をシャープにさせているようだ。
  RAWのデータで50%のノイズ処理をキヤノンデジタルプロフェッショナルのソフトで処理するのが一番いい結果になった。フォトショップのライトルームやCS4で処理を開いてみたが、キヤノンデジタルプロフェッショナル(CDP)の結果が一番いい画像が得られた。
 CDPは、やや重めのソフトであるが、RAW現像のソフトとしては、専用のソフトのためにノイズや周辺光量の補正などを丁寧に処理してくれる。もちろん、CS4にも同じようなソフトが付いてくるが、同じような結果にはならなかったのは、私の使い方が悪いのかも知れない。