キヤノンEOS50Dと高倍率ズームレンズXR Di28~300mmVR F3.5~6.3の相性をテストレポートする。
キヤノンEOS50Dでタムロンの28〜300mmで撮影すると、焦点距離は44.6mm~480mmの標準から超望遠レンズのズームレンズになる。また、このレンズは、旧レンズにVRの手ぶれ防止のスタビライザーが搭載されている。レンズの前のレンズは、VRなしのレンズが62mmだったのに対して67mmと口径が大きくなっており、レンズの一番後部のレンズも一回り大きくなっている。このため、レンズの性能が一段と良くなっている。
このレンズは、35mmフルサイズで撮影できるが、28mmでは四隅が流れてしまう。もちろん、EOS50Dでは、1.6倍になるのでその流れる部分はあまり影響はないようだ。
このレンズの特徴の一つは、マイクロレンズ機能だ。28でも300mmでも49cmまでン近づいて撮影できる。接写のときのレンズの性能は良好である。VRが付いているので安心して撮影できるが、普段の撮影よりはぶれ易いので慎重に撮影することがベストな使い方だと思う。
コンパクトで使い易いレンズは、28mmのところにズームストッパーが付いていて、不要にレンズが伸びてしまうことがない。望遠での撮影は、画像は200mmまでであれば問題ない画像が得られるが、300mmの領域ではやや甘い画像になってしまい、ピントが甘い状態になってしまうのが残念である。
カメラを持って海外にいくときの1本のレンズとしては、このレンズは良いレンズでキヤノンEOS50Dとの相性はいいと思う。レンズの流れてしまう28mmのレンズ領域はさけられるし、500mm近い望遠レンズをコンパクトなこのレンズで撮影できるのは、このレンズと50Dの1,510万画素のデータ量で書き出せることは強みである。
ISO感度も標準で3200まで認識するので、やや暗いレンズではあるが、VRとの組み合わせでかなりの範囲でいろいろな撮影の可能性がある。